弊社では日頃から、ホームページのメールフォームやEメール・お電話やスカイプなどで、無料相談を受けさせていただいておりますが、そのお問い合わせ内容としても多いものの一つに、「必要経費について」があげられます。

よく皆様からは、

「○○は経費として認められるんですか?」や

「法人を設立したら○○は経費になるのでしょうか?」

といった質問が特に多く寄せられるのですが、そもそも、経費とは一体どういうものでしょう。

原則的な考え方の一つとして、

「売上を得るために使った費用」

ということが挙げられますが、そもそも法律上、

「経費として認められるものには●●と▲▲と◆◆がある」

といった細かい記述があるわけではありません。

また、個人では経費にならない費用が、法人を設立しただけで経費になるといったことも基本的にはありません。(注:実際には一部例外があり、弊社では、法人の節税はこの例外を使うこともよくあるのですが、深い内容になってしまいますので今回は割愛させて頂きます。興味がおありの方は直接お問い合わせ下さい)

つまり、個人であっても法人であっても、売上を得るために使った費用であれば経費になるということですね。

ただし「税金を減らすためになんとかして経費にしよう」と理由をこじつけて……というのはもちろん通りません。

ポイントとして、経費として認められるためには「経済的合理性」があるかどうか、それが重要になってきます。

よくご相談の際「なぜその費用が経費と思われるのですか?」とご質問をさせていただきますと、どう考えてもこじつけに近い理由をおっしゃる方が意外と多くおられます。

よくある失敗パターンとして、「何とかしてこの費用を経費にできないだろうか……」という入り口からスタートしてしまうと、これに陥ってしまうことがよくあります。

(本来は、売上をあげるために費用を使い、その費用が経費となるという考え方ですので、考え方の順番が逆になってしまっていますよね。)

もしご自身が「これは経費だろうか?」と迷われた時の判断方法としてお薦めなのは、一度冷静になり、もし自分が第三者として(例えば税務署の調査官だったとして)

「その費用が経費になる理由を聞いた時に、納得できるかどうか」

を考えてみて下さい。

これは税法以前の、一般常識の範囲内でご判断いただいて結構です。

私も人間ですので、仕事以外の場面で熱くなると、ついつい見方が偏ったりすることがありますが(特にサッカーが好きなので、観戦している時には、ついつい見方チームに有利な目で見てしまいます……(笑))、税金の場合はそれで否認されてしまっていては意味がありませんので、この時ばかりは冷静に判断をされてみて下さい。
(2011.9.23)