今年も10月中旬となり残すところあと2ヶ月少しとなりました。

個人事業の方は、また申告の季節が近づいてきたわけですが、今回は、平成26年1月から法律で義務付けられる記帳義務(帳簿をつけなければいけない義務)についてご説明したいと思います。

どういうことか一言で申しますと、今までは所得が300万円までの白色申告者については、帳簿をつける義務がなかったのですが、平成26年1月からは所得の額に関係なく、すべての白色申告者が帳簿をつけなければいけなくなるというものです(※青色申告をしている個人事業主の方は、もともと記帳義務があります)。

これを聞くと、

「えっ、帳簿をつけるのが面倒だから白色申告をしていたのにどうしよう……」

と思われる方もおられるかもしれませんが、そこはご安心ください。

これは、全ての人に我々が作成するような本格的な帳簿(複式簿記による記帳)をつけろと言っているものではありません。あくまで簡易的な帳簿でいいのです。

簡易な帳簿とは、売上などの収入金額と仕入れや、その他の必要経費に関する事項を記録すれば良く、また、帳簿に記録する際には一つ一つの取引ごとではなく、日々の合計金額を一括で記載するといった方法で記載しても良いことになっています。

尚、これら売上などの収入金額と仕入れやその他の必要経費を記載した帳簿は7年間保管しなければなりません。

恐いのは、税務調査が行われた際などに、全く何の記録も残っていない状態だと、調査官に好き放題に指摘をされた挙句、

「生活レベルなどからこれくらいの収入はあったはず」

などという推測のもとに勝手に課税されてしまうといったことがあるため、今、全く何も記録を残していないという方は、これを期に簡単な記録を残すようにされるのも良いでしょう。

また、帳簿をつけるのであれば、青色申告を検討されるのも良いかもしれません。

青色申告というと、複式簿記による帳簿をつけて65万円の所得控除を受けるといったイメージがある方も多いと思いますが、実は青色申告には65万円の所得控除の他にも、10万円の所得控除を受けるパターンがあります。

65万円の所得控除を受ける場合には、複式簿記による記帳をしなければならないのですが、実はこれがかなりハードルが高いのです。

それに対し10万円の所得控除を受ける場合であれば、貸借対照表という資産や負債の状態を示したものを作成しなくても良いため、簡易な帳簿でも対応が可能です。

弊社では、ご自身で白色申告や青色申告の10万円の所得控除を受けるのが良いのか、または、専門家に依頼し、青色申告で65万円の所得控除を受けて、それを使って申告処理にかかる費用自体もチャラにしてしまうのが良いのか(もしくは、「法人」という選択肢を選んだほうがよいのか)など、個々の状況に合わせた税額比較シミュレーションを基にしたご提案もさせていただいておりますので、これを期に自分に一番合った方法を検討されるのも良いかと思います。
(2013.10.17)

※税法は毎年変わります。現在のリアルタイムな税金対策の内容や、何かご不明な点がございましたら、電話や以下のフォームからお気軽にお問い合わせ下さい。また、今よりどれだけ節税できるかシミュレーション資料の作成も、無料で受け付けております(セールスや勧誘等は一切ございませんので安心してお問い合わせ下さい)。

ご相談・お問い合わせは無料です。以下のメールフォームかお電話でお気軽にどうぞ。


このフィールドは空のままにしてください。